Garage Kachi R1150RTいじくり日記と時々ツーリング Season2

BMW R1150RT / Dedacciai Strada Vertigineで写真撮りながら走っています。

Bluetoothイヤフォン JPRiDE model i ANCのインプレッション

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

 

ついに2025年がスタートしました。

12月はまあったくロードバイクに乗れなかったので、ロードバイク走行距離はスキップです😅

そんなひきこもり状態なので、AmazonのBlackFridayで購入したBluetoothイヤフォンで音楽聴いていました。

このJPRiDEのイヤフォン model i ANC、Facebookの広告でちょいちょい出てきていまして、なんでも『数万円するハイエンドイヤフォン並みの音が1万数千円で手に入る』とか『一つのイヤフォンで複数のイヤフォンの音が再現できる』とか『家電批評でグランプリを取った』などのキャッチが踊っていてちょっと胡散臭いなぁと最初は思っていたのです。

www.jp-ride.com

 

ところが、kakaku.comや、Amazonでも販売しているこのイヤフォンの『評価』を観ているとどうもそのキャッチもあながち誇大広告でもなさそうだし、ちょうどタイミング的にBlackFridayで30数%安く、1万円ちょっとで買えるらしいので、今まで使ってきたAnkerのイヤフォン Soundcore Liberty Air 2 Pro のバッテリが劣化してきたこともあってポチってみたのでした。

 

着荷してから早速充電いたしまして、iPhoneやらMac、PCと繋いで音を聴いてみました。

 

ケースの蓋を開けるとこんな感じで本体が姿を表します。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro に比べると一回り小さなイヤフォンで、『うどん』と呼ばれているらしいダクトの形状から、少し取り出しにくさがあります。このあたりは Soundcore Liberty 2 のほうが取り扱いは簡単、こちらはどうかすると指先から滑って何処かに飛んでいきそうな不安感はあります。

 

こうしたイヤフォンでは一般的ですが、振動板(ドライバと言うらしい)の動きを良くするための穴なのか、その役目はよくわかりませんが、穴がここと...

 

ダクトの付け根の後ろ側に開けられています。

 

ダクトの先端にある穴はマイクなのかな? この辺は想像なので違うかもしれません。

 

このイヤフォンを設定するためには当然のことながらスマホとペアリングして、そのスマホにインストールしたアプリを使わないといけません。

 

あらかじめスマホBluetoothでペアリングしたあとに起動すると『接続されました』と表示されます。

このイヤフォンの売りである『好みの音にする』ためには、左下にある【メイクする】をタップします。

 

サウンドのメイク画面がでてくるので、自分の好きな楽曲を鳴らしながら表示されるプリセットを片っ端からタップして聴き比べていきます。

【パンプキン】とか【ハニーバニー】とか言われてもどんな音か想像もつかない。

実際に自分の耳で聴いてみて意に沿うような音かどうかを聴いてみるしかありません。

う〜ん、どれもこれもイマイチだな〜と思いつつ、下にスクロールしていくと...

 

【JA-1C:JAZZY(クール)】というのがピタリと来た。

これらのプリセット、自分でイコライジングするベースのものも含めて60個弱も揃っていて、選んでいるうちにどれがよかったんだっけ? って迷うくらい😅

ただ、この選択したJA-1Cもちょっと低音側がどんどんうるさい感じはする。

高音も少し『シャリシャリ感』が強いかな...

 

で、右上にある『メイクする▶』をタップしたら微調整できるのかなと思ってタップしてみたら...

 

出てきました。

やはり低音側と高音側がドンと持ち上がっていますね。

これらを少しいじってやったら聴き疲れしなさそうでいてパンチと透明感のある音になりました。

 

前の画面に戻って左側にあるクラウドアイコンをタップしてみたら...

 

このイヤフォンを使っているユーザが作ってクラウドにアップしたのだと思われるイコライジングパターンがズラッと並んでいました。

なるほど、こういうのをダウンロードして適用してもいいのね、これは面白い。

 

ちなみにこの『DRIVE』と書かれたアイコンをタップしてみると...

 

音圧の調整ができるらしい。

いくつか試してみましたが、私の耳では音圧というよりもベースのボリュームが上がったり下がったりしているだけのように思えてしまいました。

もしかすると、昔のステレオ機器でよくあった【ラウドネスコントロール】くらいの意味合いがあるのかもしれません。

ここは動かさず。

 

『MY-EQ』はマイイコライザですね、要するにイチからイコライザを操作して自分の音を作る、というやつ。

 

『First Try』として保存してみましたが、なかなか自分好みの音なんて簡単に作れない😅

買う前から多分こういう『イチからイコライザを調整する』機能はあるんだろうと思って意気込んでいたのですが、いざやってみるとめんどくさくって、プリセットの中から選んでそこから微調整するほうが楽ちんだと悟ってお蔵入りです😅

 

さて、肝心のインプレであります。

 

■外観・ハンドリング

今まで使ってきたAnkerとの比較ですが、取り扱いのしやすさは圧倒的にAnker Soundcore Liberty Air 2 Pro に軍配です。

Ankerはケース表面がラバー加工してあって滑りにくく、手のひらの上に載せて親指で蓋をスライドさせてやれば簡単に蓋を開けられたのですが、JPRiDE model i ANCは表面がプラスチックフィニッシュなので滑ることと、蝶番で開くタイプなので両手を使わないとまあ開けることができない。

それと、冒頭にも書きましたが、イヤフォンの大きさと収納されている本体の角度から、JPRiDEはイヤフォンに指がかかりにくくて取り出しがしづらく、収納するときもイヤフォンがAnkerに比べて寝た角度で収納されるので、Ankerはポイッとケースに放り込んだらシャカっと定位置に収まるのに対して、JPRiDEは適当に扱うとちょっと不安が残ります。

 

本体の大きさはこれくらい違います。

AnkerもJPRiDEもダクトの付け根の部分付近をタップや長押しすることでボリュームのアップダウンやノイズキャンセリングモードの切り替えその他を操作できるのですが、JPRiDEはAnkerに比べてダクトの形状が薄いためか、ちょっとイヤフォンの位置を直そうとつまむと、それをタップと誤認識して音量が変わってしまうことがしばしばありました。

これらの違いは、しばらく使っているうちに慣れてしまったので、そう大きなビハインドではなく、蓋の開け閉め以外は同等の感覚で使うことができるようになりました。

むしろタップの感度と認識率はJPRiDEのほうが思い通りに動くという印象でよかったです。

 

■音質

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro にも音質を調整するイコライザは存在していましたが、プリセットの数がJPRiDE model i ANCのほうが圧倒的に多く、結果として自分の好みに合う音を比較的簡単にセットすることができました。

音自体は透明度も高く、高音の伸び、低音の厚さなど、申し分ないと思いますが、これが数万円するイヤフォンと同等かと問われると少し粗さが垣間見えるような気もします。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro は2021年末にEDIONの店頭キャンペーン割引価格で1万円を少し切る金額で購入しましたが、ほぼ同等のお値段で買えたものとして考えた場合、音はJPRiDE model i ANCのほうが私の好みに合います。

音楽ではなく映画、特にアクションやSFモノを観るとそりゃもう音がどんどん前に出てきて迫力満点です😅

 

■操作性

・各種操作

音量増減は右一回タップでアップ、左一回タップでダウン。

一時停止・再生は右左どちらでも2回タップでOK。

次の曲へスキップは右3回タップ、曲冒頭へ または 前の曲へは左3回タップ。

右左どちらでも、長押しで【外音取り込み】▶【風切音低減】▶【ノイズキャンセリングオフ】▶【ノイズキャンセリングオン】▶【外音取り込み】とサイクリックに切り変わります。

・外音取り込み

外音取り込みはけっこう自然に聴こえますが、左右はまだわかるけど、前後はどちらから聴こえているかはちょっと分かりづらいかな。

このあたりはAppleのiPodsがすごいと評判ですが、いちどどんなものなのか体験してみたい。

記事と直接関係ない、とんでもなく余談ですが、もう50年ほども前、ELCASETというオープンリールテープの幅のテープを、後のVHSビデオカセットより少し小さいかなくらいの大きさのケースに収納した規格のテープレコーダデッキが発売されたとき、SONYだったかTEACだったかから集音マイク付きヘッドフォン(密閉型)が同時発売されていました。

このヘッドフォン、外側に人間の耳を模した立体構造(耳たぶはなく、渦巻き様のくぼみが形成されている)があって、その中にマイクロフォンが仕込んであり(単体か複数かは不明)、これで集音しながらヘッドフォンをかぶって集音した音を録音・再生して聴くと、本当に左右だけではなく、前後・上下・奥行きの定位まで再現されるというモノスゴイものでした。

密閉型の大きなヘッドフォンなので、本体のスピーカ(ドライバ)が何個内側に配置されていたのかわかりませんが、録音した周囲の音を再生すると、本当にしゃがんでいる私の後ろから、少し高い立った位置から友人が呼びかけてくる音(声)がそのままの定位で再現されていて、のちに台頭するサラウンドスピーカよりもずっと自然な音像定位があった(シアターだとどうしても作られた音像定位だからかもしれませんが)のが強烈に印象に残っています。

・ノイズキャンセル

ノイズキャンセルはかなり静かになりますが、もちろん完全無音にはなりません。

でも音楽が鳴り出したら、まあ環境音が気になることはないと言えます。

・接続先切り替え

いままでなかった、これは便利! と思えたのが接続先切り替え。

左右のイヤフォンを同時に長押しすると、最後にペアリングした2つの機器の間で接続を切り替えることができます。

私の場合、自分のiPhoneと会社のPCを接続することが多いのですが、仕事をしていて会社のPCに繋いで会議等をしていて、昼休みに自分のiPhoneでニュースやYouTubeを観ようと思ったらこれで切り替えができ、いちいち設定画面を開く必要がありません。

この切り替え機能、他のイヤフォンにも装備されているのかな、私は前機種のAnkerとこのJPRiDEしか使ったことがないのでわからない。

でもこの機能だけで、ケースを開くのが面倒とか、イヤフォンがケースから取り出し・収納しにくいというビハインドが帳消しにできちゃう😊

・左右片側接続

バイクツーリングのときに、ナビゲーションの案内音声を聴くため、片側ずつ耳に装着して運用したいのですが、それもできます。

片方がエンプティになったら反対側を装着し直し、充電すれば数日は運用できるでしょう。

・自動一時停止がない...

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro では、イヤフォン本体を耳から左右どちらか一方でもはずすと、耳から外れたことを検知して再生中の音楽が自動的に一時停止されますが、このJPRiDEにはその機能がありません。

これは地味だけどちょっと不便です。

まあタップ2回で一時停止するのでいいっちゃいいんですが、いままでできていたのができなくなるのはやっぱりちょっとだけ、ね😅

 

■その他

あと、気になるのはバッテリです。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro はノイズキャンセル機能をオフにした通常動作で連続8時間、JPRiDEは連続7.5時間ということなので、スペック上は大差ありませんが、実際に使ってみるとJPRiDEは4〜5時間程度という感じ、Ankerの実稼働時間の6時間程度より少し短いですが、まあそれくらいなら全く問題ないでしょう。

問題はこのバッテリの劣化速度がどれくらいかな、という点ですね。

こればかりはこれから数年運用してみないと結論は出せません。

 

とこんな感じのイヤフォンでした。

総じて満足度は高く、しばらくはこれで楽しめそうです。

それにしてもこのイヤフォン、企画・設計・販売は日本の企業ですが、製造はやはり大陸。

このお値段は大陸製だから実現できたのかもしれませんが、やはりMade in Japanでないのは一抹の寂しさを覚えますね。

 

■今回購入した JPRiDE model i ANC

 

■今まで使っていた Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro(ちょっと安くなってる😊)

 

■こちらはAnkerの後継機かな

 

■こちらもね

 

 

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