Garage Kachi R1150RTいじくり日記と時々ツーリング Season2

BMW R1150RT / Dedacciai Strada Vertigineで写真撮りながら走っています。

Volkswagen Golf Variant TSI Comfortline(2008年式)のターボチャージャが働かなくなった

本日もご覧いただき、ありがとうございます。
 
拙宅のクルマ、Volkswagen GOLF Variant Comfortline 2008年式。

7月には7回目の車検も受け、まだまだ走りますよ〜

と言っているのですが、先日の夏季休暇に東京に帰ったとき、異変が起こりました。
タウンスピードで発進、加速をしているぶんにはなんの問題もないのですが、高速道路でキックダウンをして一気に加速しようとしたときのこと。
6速 2,500rpmくらいで走行中にキックダウンし、5速 3,000rpm弱に回転が上がり、加速を始めたあと、タコメータが 3,000rpmを少し超えたところで加速しなくなりました。
あれれ?
まあ追い越しすることなく大人しく走っていればいいんですが、困ったのは登坂車線があるような勾配のきついところ。
5速で加速せず、さらに4速に落として回転を上げても全く加速せず、それどころか減速し始めるという異常事態。
このクルマは3,000rpm付近まではスーパーチャージャ、そこから上はターボチャージャが過給するという構造なのですが、有り体に言うとターボがまったく効いていない、って感じです。
高速道路の追い越し車線はもちろん、走行車線でもこういうことが起こるというのはマジで危険です。
ODOは13万キロを超えたところですが、これくらいの距離でエンジン、なかんずくターボチャージャがいかれるというのも考えにくいよなぁ。

まあそれでもなにか異常が起こっていることは間違いないので、帰郷してからディーラに入庫です。

以前もそうでしたが、最近は何でもコンピュータ診断で異常箇所が見つかる。
今回は、どうも過給器のブローオフバルブに不具合が発生していた模様。
 
ターボチャージャは、皆さん御存知の通り、排気側の経路に設置されているターボチャージャの羽根を排気が回し、その回転をシャフトの反対側についている羽根が吸気経路でエアを過給てエンジンに自然吸気よりも多くの空気を押し込むというもの。
当然、過給圧という形で空気が圧縮されます。
余談ですが、空気は圧縮されると熱を持つため、ターボエンジンにはたいがいその熱を持った空気を冷やすためにインタークーラーが装備されています。
問題はこの過給圧で、アクセルを踏んでパワーを取り出したいときに過給しているのはいいのですが、問題はアクセルを離したとき。
アクセルを離してもターボロータは回転を続けていてすぐに過給をやめるわけではないため、この過給圧を逃してやる必要があり、その逃し弁が今回不具合を起こした『ブローオフバルブ』です。
本来、過給が必要なときにはバルブが閉じてターボ過給をシリンダ内に導き、過給が不要になったら開いて過給を逃がすという役割をするのですが、このバルブがどうも開きっぱなしになって過給がシリンダに導かれることなく逃げてしまっていた、というのが原因だったようです。
以前、スーパーチャージャでも似たようなことがあり、やはりアクセルを踏んでもさっぱり加速しなくなりました。
スーパーチャージャの場合はバルブではなく、ウォーターポンプと同軸に設置されているスーパーチャージャを駆動するプーリーのクラッチがエンゲージし、スーパーチャージャを駆動して過給を行なうのですが、そのクラッチが動作不良を起こして過給されなくなった、というものでした。
ということで、ブローオフバルブを交換してもらいました(^^;
こんな小さなバルブ一つで加速しなくなるんだねぇ。

ということで、高速道路でも安心して走れるようになりましたが、11万7千キロでスーパーチャージャのクラッチが、13万キロでターボチャージャのブローオフバルブが交換とな。
まあ今回の修理代はウォーターポンプほどかからず、その3分の1以下ですんだからまいっか、ってところです。
 
 

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