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圓教寺で別れた奥さんのお友達グループと私たちはそれぞれの交通手段、我々はクルマ、お友達はバスで移動。
クルマで移動の私達はものの20分くらいで好古園向かいの駐車場に入庫できました。
圓教寺では雲が多くて少し暑さもマシだったのに、好古園につくころは雲もほとんど晴れてすごい日差し。
好古園の入口に向かいます。
好古園の中を少し歩くと活水軒というお食事どころがあります。
ときに13:50分くらいだったのですが、予約ができないここは記名して並ぶしかありません。
せっかくなので、あとから到着するお友達の分まで記名しておき、待つことにしました。
私たちから遅れること20分弱くらいでお友達も到着。
記名したときには16組くらい順番待ちだったのですが、さすがに長時間の待機に耐えきれずに離脱した人たちもいたようで、50分くらいで食事にありつくことができました。
いや、ごちそうさまでした。美味しゅうございました😊
本当はこのあと、好古園のお庭も見て回りたかったのですが、食べ終わったら15:00すぎ、早くしないと姫路城の入城が終わっちゃう。
何しろ、好古園に入るときに姫路城とのセット入場券を買っているし、今回は好古園はたまたまきたところ、メインは姫路城なのです、ちょっともったいなかったなぁ。
姫路城に来てちょっと思い出した。
ここ、うんと昔、小学校の頃にきた覚えがあるぞ。
この美しい姿。
『白鷺城』とはよく言ったものですね。
1993年に日本初の世界文化遺産に登録されたのは有名な話ですが、それからは訪れる人もうなぎ登りらしく、天守に上るのにも1時間かかりました😅
その途中、南向きの窓の前に立つとすごい勢いで気持ちのいい風が吹き込んできます。
南の方に海があるので、昼のいまは海風が吹いているのでしょう。
温まりやすい陸地の空気が上昇し、そこに温まりにくい海の空気が吹き込んでくる。
暑さにやられてゆでダコになった奥さんはしばしここで体を冷やします🥵
ここからの景色。
この姫路城は築上から400年以上を経過しています。
その城全体を支えている柱や梁、複雑に組み合わされた木組みがこの城を支えています。
これで地下1階、地上6階の巨大な城ができているとは驚き以外の何物でもありません。
暗くてシャッタースピードが遅いためにぶれてしまっていますが、これは見逃せない。
東大柱です。
この東大柱、大天守を支える二本の大きな柱のうちの一本で、5階まで一本の柱が通っています。
こんな大木、どこで切り出したのかわかりませんが、現代のような重機があるわけでもなく、クレーンもない時代に人力、プラス牛や馬の力を借りて建設したのでしょうが、『すごい』という陳腐な言葉以外出てきません。
私は建築家でもなんでもないので建築に関する知識は皆無に等しいのですが、このスケルトンモデルを見るとこの城の建設がどれだけの難工事だったかくらいは想像できます。
一見、単純に木を組み合わせて上に積み重ねていっているように見える骨組みも、要所要所に斜交いを入れて強度を確保、おそらくは東と西の大柱を中心に荷重を分散させて全体で建物を支えるような構造なのでしょう。
築上から約350年を経過した1956年に、昭和の大修理が行われたそうです。
驚いたことに大天守をすべて解体して大規模な修繕を施し、元通りに組み直すという一大プロジェクト。
解体することでこの城の構造はもちろん、解体しなければ分からなかった様々なことが明らかになったことでしょう。
その辺を調べてみるのも楽しそう。
戦時中は米軍の空襲から守るため、目立つ城では爆弾を落とされかねないので黒い布で全体を覆ったという逸話は有名で、そのおかげで焼け落ちることもなく残った姫路城は、焼け野原になった姫路の人々の復興のシンボルになったそうです。
内部には築城当時の様々な設えも当然残されています。
武具掛けには種子島がかけられ、いつでも敵の侵入、攻撃に即応できるような体制が取られている。
天守から見た城下町。
築城当時はこの下に古い町並みが広がっていたのでしょうねぇ。
観光客が多いので、上りと下りは分けられています。
暑さにやられた奥さん、下りる途中でちょっと休憩させてもらいます。
顔の風が当たると気持ちいいね。
お城内部は風がよく通ることもあって、あれだけの人がひしめいていても意外に涼しい。
暑さはこの照りつくお日様のせい。
日陰にいればそこそこ涼しいので、この暑さは太陽の光にあてられたようなものという感じがする。
こうやって窓から覗くだけでジリジリと焼かれる感じがする。
お城の外に出て、一階売店で冷たい水を買って頸動脈に当てると気持ちがいい。
こうやって血液を冷やしてやると体全体を冷やすことができてだいぶ楽になる。
特に頭の中の温度が下がるのは効果が高い気がします。
ゆでダコみたいな顔をしていた二人はちょっと生気を取り戻し、そろそろ帰ろうか、と。
城内から出ていく間も白鷺城の美しい姿を仰ぎ見ることができます。
この美しい石垣。
熊本では数年前の大地震で崩れた石垣と天守を、この角の石だけがかろうじて支えて崩壊を免れました。
鉄砲で敵を射撃する狭間です。
なるほど、これならあそこを進む敵兵を狙える。
そういえば、ここ姫路城は、『007は二度死ぬ(You only live twice)』で忍者の訓練施設としてロケで使われていたっけ。
いやあ、充実した一日でした。
こんどは姫路城のイベントにも参加したいね。