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3月中旬にエンジンオイルの交換と同時に交換しようと思っていたミッション・ファイナルギアオイル。
その時、気温がぐんぐん下がってきて、加えて冷たい雨が降り始めて気分だだ下がり、エンジンオイルの交換だけで済ませてしまっていたので、ギアオイルを交換することにしました。
ちょっといつ頃前回ギアオイルを交換したかを検索してみたのですが、なんとなんと、もう4年半も前のことでした😅
本当は20,000kmごと、または2年毎の交換が推奨されているので、これはちとイカンですね。
走行距離はちょうど20,000kmだったので、まいっか😅
まずはファイナルギアのオイルから換えましょか。
ファイナルギアの容量は250ccです。
左に倒れて写っている漏斗を使ってボトルに注ぎますが、まあハチミツみたいですね、すごく粘度が高い。
オイルはこれで準備OK。
オイルを抜く前にフィラープラグを先に緩めておきましょう。
オイルを抜いたあと、フィラー側が固着して外れなかったりしたらエライことです。
実際、4年もはずしていないと、レンチを当てて『こつん』とインパクトを与えると『ぱきっ』という感じで緩みます。
ドレン側も同じ。
一旦緩んだら指でちょいちょいと回していきます。
ブレーキディスクにギアオイルがついたらオオゴトなのでちゃんと養生しておきましょう。
非常に粒子の細かい鉄粉が一緒に落ちてきますが、これくらいは正常。
ドレンプラグは磁石がついておりまして、そこにその鉄粉がけっこう捕まっています。
ちょっと拭ってみるとこんな感じ。
オイルに混じって粘度みたいな感じがします。
右上の黒い塊が鉄粉を拭き取った様子です。
プラグ側にパッキンがついていなかったのでギアケースのドレンホールあたりを触ってみると、パッキンが落ちてきました。
これ、ちゃんと取っておかないと、この上からパッキンを重ねるとどうなるんだろ、漏れるかもね。
あるいはネジ山のかかりが浅くなるから、規定トルクをかけたときにねじ山を舐めてしまって笑えないことになるかも。
ドレンプラグの磁石についていた鉄粉を綺麗サッパリ拭っておきましょう。
新しいパッキンを忘れずにつけます(小指たてるな😅)。
手で止まるところまで回してからレンチで締める。
締め付けトルクは23N・m。
(なんて書いてますが、19mmのボックスを持っていないので手ルクレンチです😅 キュッと締めるだけでOK、シメ過ぎ注意です。ちなみに緩めるのはメガネレンチを使っています)
用意しておいたオイルを注入。
250ccを入れきる直前で液面がここまで来たのでこれで終了。
フィラープラグもパッキン交換。左が古い方、右側新しいの。
ドレンとフィラーは同じサイズだった... かな?
フィラーはヘックスを持っているのでちゃんと23N・mを測っています。
ボックスなんて安いんだからちゃんと買っておけ、って話ですな😅
つぎ、ミッション側に移ります。
同じようにフィラーから緩める。
しかる後にドレン側を緩めます。
ここは横にオイルが排出されるので牛乳パックを切り出して雨樋を作っておきます。
ドレンプラグだけでなく、ステッププレートの下にも雨樋をおいているのは、どうしてもドレンだけ養生しても溢れてマフラー側オイルが伝ってしまうから。
ドレンプラグを抜いてしまう前に雨樋をガムテープで固定しておきましょう。ちょっと触っただけで落ちてきちゃいそうになった😅
オイル排出です。
リアドライブと同様、まだ粘りがあって劣化しているようには見えない。
まあ、エンジンオイルのような過酷な環境ではないからなんでしょうが、それでもギアの間に介在して潤滑をすることで分子レベルでは剪断が進んでいるものだ、と何処かで読んだことがあります。
交換サイクルは、期間はともかく、距離は10,000kmとか15,000kmでもいいくらいかもしれません。
ミッション側も、ドレン、フィラーともにパッキンのサイズは同じ。
でもね、エンジン、ミッション、ファイナルのサイズがみんな違うの
これらみんなサイズを揃えてくれていたらいいのに、と思うのは私だけではないんじゃないかなぁ。
もう7年ほども前に、モノタロウでエンジンオイルドレン、ファイナルギアオイルドレン/フィラー、ミッションオイルドレン/フィラーのパッキンをけっこうな数を買っておりまして、おそらく私のRTの生涯じゃ使い切れない😅
ドレンプラグを締め込んだら周辺をパーツクリーナで洗浄しておきましょう。
締め付けトルクは30N・mです。
ミッション側は800cc。
ボトルは400ccの容量なので、2回に分けて入れます。
ファイナルギアの250ccと合計で1,050cc必要ですが、経験的に1リットルのオイルを買っておけば足りてしまう。
まあ、このボトルの容量表示がどれくらい正確なの? ってのはあるのですが、入れ終わったときの液面を観ても不足しているようには見えないんですよね。
このボトルを購入したときにヒートガンで温めてノズルを曲げたのはこのため。
前に使っていたボトルはこれをせずに曲げていたら、3回目くらいでクラックが入っちゃったんですよね。
400ccの2回目。
1回目がちょっと多めに入っちゃったので、これで合計800ccと見ていいでしょう。
これをすべて入れきってこんな感じ。
本当はここから少しあふれるくらいまでいれるものらしいですが、もう液面がねじ山の向こうに見えているのでOKでしょう。
ということで、ギアオイルの交換完了。
ついでにエンジンオイルが減っていたので...
500ccほどを追加しておきました。
145,723kmでの交換でした。
■今回使ったギアオイル
■追加したエンジンオイル
■ポイパック