Garage Kachi R1150RTいじくり日記と時々ツーリング Season2

BMW R1150RT / Dedacciai Strada Vertigineで写真撮りながら走っています。

R1150RT 5ヶ月・1,500kmぶりの吸気系お掃除

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

 

3月20日春分の日、バイクのオイル交換でオイルが落ちるまでの間に行なった作業です。

前回のお掃除から5ヶ月、距離にして約1,500km走っていたので吸気系のお掃除をしました。

どうもブローバイホースでエアクリーナに還流しているオイルミストが、エアクリーナボックス内のオイルミストキャッチタンクで捕まえきれずにスロットルボディまで戻ってきているようだったので、2022年の10月に外付けのオイルミストキャッチタンクを増設していました。

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その外付けオイルミストキャッチタンク。

出入りするブローバイホースがだいぶ黄変してきていますが、柔軟性が失われているわけではなく、ブローバイミストの色素が沈着しているだけ。

前回のお掃除から1,500kmほどを走っているので、このタンクの中にはそこそこのブローバイミストと、それ以上の水蒸気が捕まっているはず。

ちょっと放置しすぎた感じもしますので、中の物を出しちゃいましょう。

 

ところが、下半分のカップの部分がどんなにしても固着してしまったはずれない😅

素手では歯が立たないので、バイク用のグローブを嵌めたり、果ては奥さんが留守なのをいいことに、落し蓋にも使えるシリコンの缶蓋回しを持ってきたりしたけどやっぱり緩まん。

まあ底面にドレンプラグがあるからそこから排出できるっちゃできるんですが、やっぱりどれくらい溜まって液面が上がっているかみたいじゃないですか。

 

最終的に万力でガッチリ掴んで回してようやく緩みました。

オイルミストと水蒸気が撹拌されてカフェオレ状態。

 

ざっと7割方溜まっていたって感じです。

当たり前ですが、夏場に比べると溜まる量が圧倒的に多い。

ということは夏は冬に比べてこのキャッチタンクの効能はだいぶ薄れてしまうってことですね。

 

スロットルボディのお掃除に移ります。

右側からです。

アイドリングスクリューの位置を記録したあと、外してみます。

汚れてはいますが、予想よりも軽い感じ。

ただね、1,500km程度でこれくらい汚れているとすると、けっこうな頻度でお掃除しないといけないですよね。明らかにエンジンコールドスタート時のアイドリングが不安定になっているし。

他のバイクでこんなに頻繁にお掃除しないとまともに走らないということはあまり聞かないので、私のRT固有の問題なのでしょう。

 

増設オイルミストキャッチタンクのお陰でスロットルボディ内はドライ。

お掃除前ですが、そんなに極端な汚れ方はしていない、と思う。

 

バルブステムのカーボンの様子を見てみます。

前回の吸気系のお掃除以降、ここまではBooster Plugを挟んで混合気を少し濃い目にして走ってきました。

そのほうが多めのガソリンで吸気バルブが少しでも洗われるかなと思ったため。

混合気が濃いと逆に煤が多く出るので、過ぎたるは及ばざるが如しなのですが、まずはお試し。

前回のお掃除のときにチェックしたときよりも少しマシになっているように見える。

まあ、バルブは回転するものなので全く同じ場所を観察できているわけではないのですが、それでもちょっとマシになっていると思える。

本当は分解掃除がいいんだろうけど、ねぇ...😅

 

続いて左側のスロットルボディ。

こちらのアイドリングスクリュー、いつも右に比べて汚れが酷いのですが、同じ傾向。

しかも、いつもは割に湿り気のあるカーボンが付いていたのに、こちらは明らかに『煤』と言えそうな、乾いたカーボンが堆積しています。

ここでこんなすすが付いているのはやっぱり『右に比べて左のほうが吹き返しが多いから』だと疑えますねぇ。

こんどコンプレッションテストをしてみたほうがいいね。

 

この汚れがけっこうしつこくて、右側はウエスでさっとひと拭きくらいできれいになるのに、こちらは煤の下のカーボンの固着が激しく、クリーナーキャブを使って拭く必要がありました。なんだか嫌な感じだなぁ。

 

スロットルボディのエアクリーナボックス側も右に比べて煤けている感じ。オイリーっぽさはないので、やっぱり吹き返しが強いってことなのかもしれない。

 

バルブステムは、こちらも前回チェック時よりもマシになっているって感じかな。

 

ポート部分のカーボンは前回よりもかなりクリーンになっているし、上側のバルブステムのカーボンもそこそこ落ちている。

ただ、バルブステムの傘に近いところには湿り気のあるカーボンじゃなくて、これも煤と思われる乾いたカーボンが付着しているのが前回との違い。

アイドリングスクリューとともに気になる部分。

 

過去の記事の写真と比べるとずいぶんときれいになったと思います。

 

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全体のお掃除が済んだら、カウルを復旧する前にスロットルケーブルがアジャスタに載っかっていないかをチェック。

 

左側もね。

これを怠って載っかってたりするとエンジン不調、またカウルを剥がさないといけなくなる😅

 

最初にさんざん苦労して外したキャッチタンクですが、フレームと接触するところに貼っていたゴムパッドを剥がしてしまいました。

ゴムパッドのせいで力が入りづらかったので、今後のことを考えてフレーム側に貼ることにしました。

ゴムパッドがなかったので、耐熱のスポンジ、もう何年前に買ったんだか忘れたやつを貼っておきます。

クッションも付いているし、用途は本来と違うけどいいんじゃないかと。

 

サイドカバーも接触するので、こちらも保護。

 

おる交換と同じ144,677kmでのお掃除でした。

 

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