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11月3日の文化の日。
せっかくの三連休なのに、拙宅は何の予定も無し。
これじゃもったいないよね、ということで、奥さんと連れ立って、春に続いて2回目の御所参観に行くことにしました。
京都御所は、北は今出川通、南は丸太町通、東は寺町通、西は烏丸通に囲まれた京都御苑の中にあります。
御所に入ることができる門は、西側中央少し北寄り付近にある【清所門】という門一箇所。
御所に入ると目に着くのは、この品のいいやね。
檜皮葺(ひわだぶき)という日本古来からある、檜の皮を何枚も重ねて、竹の釘でとめていく美しい屋根です。
清所門を入ると、手荷物検査を受け、参観者の番号札を首から下げて内部を案内していただけます。
この地図の左側にある清所門から入った私たちはそこからガイドの方に伴われて南に進み、いま【現在地】と赤い四角で囲まれているところの地図を見ています。
ここから【諸大夫の間】、【新御車寄】、【紫宸殿】、【御池庭】、【御常御殿】等々を観て戻ってきます。
諸大夫の間です。
これはいちばん西にある【桜の間】です。
畳の縁に違いが見られますが、【桜の間】では赤い畳の縁、東の間に進むに従って縁が変わりますが、東に行くほど位の高い客が使う間で、縁の格も上がっていきます。
【鶴の間】。
そして、最も位が高い「虎の間」です。
新御車寄。
端正だけど華美さがない造りと意匠。
このあたりがやはり日本のに意識ですね、金金満々じゃない。
紫宸殿の南面の壁を行きます。
春に来たときはあの紫宸殿の中に安置されている、天皇陛下と皇后陛下が即位されたときの高御座等を間近で見ることができました。
その紫宸殿の真南に位置する門です。
紫宸殿の前庭には東側の【日華門】から入ります。
東側の日華門は日が昇る方で日華門、そして、西側はそれと対比されて【月華門】といいます。
紫宸殿の北側に回ってきました。
清涼殿があるところの広場です。
回廊に上る階段は9段。
『9』という数字は縁起のいい数字とされます。
この回廊の一部がこの様に外れるようになっています。
これは【切馬道(きりめどう)】というもので、馬を通すための設えだそうです。
この清涼殿前の広場には【漢竹(かわたけ)】と【呉竹】という2本の竹が植えられていますが、漢竹のほうが清涼殿に近く、呉竹のほうが清涼殿から離れて植えられています。
これは想像ですが、馬が通るためにそのように植える位置がずらされているのかな、と思って見ていました。
この御所もいくつかの時代にわたって建物が建てられていきましたが、古いものだと、扉の類はいわゆる引き戸ではなく、このような跳ね上げ式の扉で、開け閉めにたいそう難儀したようです。
御池庭です。
御常御殿(おつねごてん)、御三間(おみま)の前を通っていきます。
これ、ちょっと調べたのですが、どういういわれのものかわかりませんでした。
御所などは回数を重ねても新しい発見があっていいものです。
...と、お腹すいたので、京都御苑内の休憩所で軽くお食事。
お弁当をいただきましょう。
時間が少しお昼には早かったので空いていていい具合でした。
冷えていても美味しいお弁当。
この量でもお腹いっぱいになるという壮年ふたり😅
もうちょっとだけ京都御苑内をお散歩してから帰りましょうかね。
まだ紅葉は赤くなっていません。
歩いていると、おや、こんなのあったっけ? と思うような SASAYA IORIというお店を発見😳
割に最近できたお店のようで、その佇まいに吸い込まれるように入ってみました。
新しいだけにクリーンな店内。
近衛邸跡の近くなので、春の桜の自分に来たら良さそうですね〜🌸
ここでどら焼きをいただきまして、楽しい京都御所参観は無事終了〜😊
また秋が深まったらきてもいいかもね😊
■撮影機材
Nikon D750
AF-S NIKKOR 24-120mm F4 G ED