本日もご覧いただき、ありがとうございます。
東京生まれ、関西で青春を過ごし、就職してから東京、京都、広島と巡り巡り、京都に転勤してきて20年ちょっと。
子育て時代はあまり京都の中を巡ることもありませんでしたが、息子も独り立ちし、奥さんと二人になって一緒に出かけることが多くなりました。
今年のはじめに急京都府庁を訪れたとき、職員の方から毎週日曜日の朝に御所の中をボランティアのガイドさんが案内してくれるツアーがあることをお聴きして、いつか行きたいねと話していました。
ということで、3月23日の土曜日の朝、御所の集合場所に行ってきました。
ボランティアの皆さん、そして先客の方が何人かいらっしゃいます。
先客の中には今回4回目という方がいらっしゃって、いろんなことをお話しくださいました、ありがとうございました。
ボランティアの方が案内のパンフレットをくださいました。
これが御所の全体図。
正確に言うと、この図の中央より少し左上にある『京都御所』と書かれているところが『御所』、この図全体の敷地は『京都御苑』といいます。
もともと、この敷地内は公家屋敷が立ち並んでいましたが、明治に入って天皇陛下が東京に移られたことに伴って皆東京に移ってしまいました。
その後、誰も手入れをしなくなってしまった御苑は荒れに荒れ、それをご覧になった明治天皇が、『自分が住んでいたところがこの様になっているのは忍びない、なんとかならないか』と明治政府に掛け合われ、それから数年の歳月をかけて、京都御苑は今の姿に変わったそうです。
地図に書かれている『◯◯邸跡』と書かれているのはその公家の邸宅跡です。
この京都御苑散策のガイドにはぜんぶで4つのコースがあります。
【Aコース】は『京都御所の歴史散策コース』。
その他に『B. 宮家・公家コース』、『C. 幕末コース』、『D. 御苑東コース』があります。
どのコースも魅力的。
私個人としては『幕末コース』にすごく心惹かれるのですが、やはりここはAの御所の歴史散策コースからが順当でしょう。
これからその歴史を巡っていきます。
この週は寒かったので桜の蕾はまだ硬いまんま。
少し歩くと『花山邸跡』という石碑が立っています。
御苑内にはいたるところにこうした石碑があって、かつてそこになにがあったかを教えてくれます。
その奥の方に『宗像神社』があります。
その鳥居の横には宗像神社の楠木。
樹齢400年と言われ、ここではアオバズクが子育てをするために巣を作るそうです。
彼らの子育てを守るため、人が近づかないように周囲には柵がめぐらされています.
愛鳥家の皆さん、静かに見守ってあげてくださいね😊
宗像神社の参道にはこんなものが。
イノシシの形をしている木ですが...
実は木の皮。
この木の皮、宗像神社のご本殿の横にある楠木のものだそうです。
ちゃんとお参りいたしましょう。
京都御苑内にはさきほど見た大楠や、桜の木、梅林などがありますが、その全てではないですが、かつての公家屋敷の庭にあったものが、建物は取り壊されたけどそのまま残されているものが多くあります。
たしかこの桜だったと思うのですが、なにかの桜が突然変異を起こしたものだとお聴きしたように思います。
間違っていたらごめんなさい。
美しい枝垂れ桜です。
この日は雨。
まだ一部咲くらいの桜の花びらには雨がついています。
御所の正面玄関に当たる『建礼門』。
この門をくぐれるのは天皇陛下だけ。
この広い道は時代祭のスタート地点でもあります。
戦後すぐくらい、米国進駐軍がここを『飛行機の滑走路に使わせろ』と申し入れてきたそうですが、当たり前ですがそんなことに使わせるわけには行かない、国も強硬に拒否して事なきを得たそうです。なんと不敬な😠
ガイドさんによると、京都御所の南東に位置する仙洞御所がすごくいいらしい。
11:00すぎから予約が開始されるそうなので並んで予約しましょう。
仙洞御所の北西の角の門のところで予約していると、御所の南東の角に見えた『建春門』。
天皇陛下以外の皇族の方はこちらの門を使われるようです。
仙洞御所の予約は13:30で取れた😊
車返桜。
後水尾天皇が外出されたときに前を通ったときあまりの美しさにクルマを戻されて鑑賞されたと言われる桜です。
これは咲いたときに観に来ないとね😊
ということで、次回に続きますよ〜
■撮影機材
Nikon D750
AF-S NIKKOR 24-120mm F4 G ED
露出設定:絞り優先自動露出(適宜露出補正)
ISO感度設定:100〜1600