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2月3日は節分。
全国的に豆まきをするというのが恒例ですが、今ではメジャーになっている『お化け』も京都発祥と言われていて、今年、高校時代の友人に誘われて、奥さんと一緒に見に行ってきました。
『お化け』というのはいわゆる『化け物』のお化けではなく、鬼の目をくらますために『化ける』というのが始まり。
今回行くお化けは21:00からのスタートなので、その前に町中でお食事をします。
京都で営業職をしていた高校の同級生はいいお店をよく知っていて、この日もお店を押さえてもらっていました。
お食事をいただいたお店は『余志屋』。
ちょっとつまんじゃったあとですが、お造り。
カキフライ。
鴨まんじゅうのあんかけ。
これ、生姜が効いていて温まりましたね〜
最後はぐじの釜飯。
取り分けていただきますが、これも美味でしたね〜
お食事を済ませて会場に向かいます。
余志屋さんからは歩いていけるところ、祇園の花見小路を入り、少し下ったところで東に入ります。
奥さん、当然着物。
実は私も今回は着物で登場します😁
到着したのは『大仲』さん。
私は3回目の訪問です😊
21:00を回った頃にスタートします。
今回、お化けを演じてくださるのは京都造形芸術大学のOB・現役の皆さんで、石見神楽を保存されている方々です。
今回の出し物の説明をしてくださいます。
(神話では設定のない架空の話として)スサノオノミコトはクシナダヒメと結婚する前に契りを交わした女性との間に『月のうさぎ姫』という子供を設けます。
その月のうさぎ姫が成長する頃、ヤマタノオロチが村に来るということで、あろうことか、月のうさぎ姫が生贄にされるということになってしまった。
そこで、村人の一部はヤマタノオロチに飲ませる酒に神様の力を込め、ヤマタノオロチの力を削ぐことにしました。
ヤマタノオロチが来るということを聞きつけたスサノオノミコトが村にやって来られました。
お囃子の笛と太鼓の音に乗って踊られるスサノオノミコト。
素晴らしいお囃子の音と見事なスサノオノミコトの舞い。
そこへ、酒だらいを持った村人が二人やってきて、スサノオノミコトにお酒に力を注いでもらいます。
これでヤマタノオロチを迎え撃つ準備はできました。
ヤマタノオロチが姿を表しました。
龍にも見えるヤマタノオロチ。
とぐろを巻いて体を震わせながら踊り狂う。
ヤマタノオロチが体を震わせるというのは怒りの表現だそうです。
舞う、舞う、舞う。
ヤマタノオロチはもう一体、白の他に紅いのもやってきます。
紅と白の2体がくんずほぐれつ、縦横無尽に暴れ回る。
そして、何も知らないヤマタノオロチは村人が用意した酒を口にします。
スサノオノミコトの力が入った酒を飲んで弱ったヤマタノオロチに対して、スサノオノミコトが戦いを挑みます。
危ない場面もあったけど、とうとうスサノオノミコトの手は赤いヤマタノオロチの頭に伸び...
首を打ち取りました。
そのヤマタノオロチの首が私が座っているすぐ横に置かれました😅 無惨😅
残る一体、白いヤマタノオロチとも死闘を繰り広げるスサノオノミコト。
いやはや、とぐろを巻いたヤマタノオロチに巻き込まれたり、そこから這い出したり、そりゃもうすごい迫力です。
そして、白いヤマタノオロチの首も打ち取りました。
ゴロン😅
こうして、無事にスサノオノミコトはヤマタノオロチを退治し、月のうさぎ姫は難を逃れました。
死闘が終わってからフルスタッフのご紹介。
驚いたことに、スサノオノミコトのあの激しい立ち回りを演じていたのは女性でした。
終わった直後は肩で息をしていましたが、それはそれは素晴らしい迫力、お見事でした。
ヤマタノオロチの亡骸です😅
このヤマタノオロチ、伸ばしたら20メートル、重量20キロある胴体は一人で振り回しています。
胴体を腰に紐で固定し、頭は被って演技するそうです。
胴体はもうひとり別の方が動かしていらっしゃるのかと思ったら、一体全部一人とは!
どなたか試してみます?
という主催者の方の言葉に反応したのは拙宅の奥さん😅
常連客を差し置いて、とことこ出て言って胴体を装着😂
上手に体に胴体を回していました😅
こうして楽しかったお化けは無事終了〜
高校の同級生とそのお友達、そして拙宅夫婦と出演者と記念撮影😊
いやあ、今回のお化け、とっても迫力があってよかった。
やっぱり京都って懐が深いねぇ😊
■撮影機材
iPhone13 ProMax