Garage Kachi R1150RTいじくり日記と時々ツーリング Season2

BMW R1150RT / Dedacciai Strada Vertigineで写真撮りながら走っています。

通勤途上、アイドリングで振動?! スロットルボディを洗浄してみたら...

本日もご覧いただき、ありがとうございます。

先日、いつものように通勤でR1150RTを運転していた帰り道。

とある交差点の信号で停まったときに、なんだかさっきよりも振動が増えている感じがしました。

あれ?

どうしたんだろ?

これ、左右の同調がずれているときの感じだよな...

とまあ、軽く考えて帰宅。

前回のスロットルボディ洗浄から1,000kmくらいしか走っていないけど、汚れがちだし、洗えるときに洗っとこ、と思って吸気系のお掃除を開始しました。

garage-kachi.hatenablog.com

 

まずは増設オイルミストキャッチタンクをチェック。

1,000kmで全容量の半分くらい溜まっていたかな。

これ、全部がオイルではなく、むしろ水蒸気が凝結したもののほうが多く、おそらく容量比で9:1くらいで水のほうがオイルより多い。

1,500kmを走ると、乳化が進んでカフェオレみたいな色を呈してくるのが私のRTの常。

 

インジェクタをはずし、アイドリングスクリューの位置を記録して、アイドリングスクリューの洗浄からスタートです。

 

毎度毎度の感想ですが、1,000kmでこれは汚いよね。

すでにR1150シリーズも生息数が減っていると思いますが、ご同輩の皆様のアイドリングスクリューってどんな感じなんでしょう?

 

今回は燃調を濃くするBooster Plugははずして運行していましたが、インテークの奥はこんな感じ。

 

オイルによる汚れはそんなに変わりはない感じです。

 

上側の奥がちょっとオイリーかなぁ😅

 

スロットルボディのエンジン側はこんな感じ。

インジェクタの川下らしく、そんなに違和感はない汚れ方です。

本来、インテークのバルブ周辺もインジェクタから噴霧されたガソリンに洗われてもっときれいなはずで、先の写真のような汚れ方をしているというのは、ガソリンによる洗浄が追いついていないからと思われ、これが、私がオイル上がりやオイル下がりを疑う根拠です。

 

バタフライの上流側を洗浄。

バタフライがあるのでエンジンコンディショナーの泡もいい具合にせき止められて汚れを落としていきます。

 

アイドリングスクリューの穴にもエンジンコンディショナーを注入。

 

そこそこきれいと思ってもやっぱり汚れているものです。

ビフォー・アフターではボディ内の明るさがガラッと変わります。

 

正直、いままで何回も洗浄していますが、こんなにきれいなバタフライは初めて見たかも😅

 

アイドリングスクリューの穴もかなり汚れが落ちた。

この日は同調はしないつもりだったのですが、このままもとに戻すと、もしかするとアイドリング回転数が上がるかもな...

 

同様に左側に取り掛かります。

 

こちらも前回と傾向はまったく同じ。

右側の湿り気のあるカーボンではなく、明らかに乾燥した煤が堆積。

 

右側はウエスで拭くだけできれいに取れたけど、左側はそれだけでは取り切れず、エンジンコンディショナーでウエスを湿らせて拭いてやっと取れるくらいの頑固なカーボンです。

どう考えても正常とは思えない。

 

このアイドリングスクリューの汚れと呼応するように、スロットルボディ内も右側に比べて明らかに煤けている。

 

当然、アイドリングスクリューの穴の中も真っ黒であります。

 

そして、バタフライの川上があんなに黒けりゃ、川下だって真っ黒に決まっていますよね、ええ。

たぶん、エンジンの状態としては右側よりこちら左側のほうが症状が重くて、バルブの密着が悪くて噴き返しがきているのでしょう。

 

インテーク内部は右側とそう変わらない印象です。

 

こっちのほうが若干乾いた感じかなぁ。

 

 

左側はちょっと念入りに掃除しましょう。

アイドリングスクリューの穴。

 

そしてスロットルボディ内、バタフライの上流側です。

 

いやあ、物の見事に落ちますねぇ😊

 

真っ黒だったバタフライも本来の色っぽいのが出てきました。

 

 

エンジン側もやっときます。

 

アイドリングスクリューの穴は写真に撮ると、露出の関係であまりきれいになっていないように見えますが、これでも相当汚れが落ちました。

 

実は、スロットルボディを洗浄する前、右側と同じようにバキュームを取り出すニップルのキャップを外そうと思ったのですが、何故かここのキャップが無くなっていたのです。

もちろん、前回の掃除のとき、指差し確認で取り付けたことは確認しているので、つけ忘れだということはない。

冒頭で書いた通勤途上で調子を崩したのがこのニップルキャップの脱落であるならば、アイドリング時に(もちろん走行中も)左右のバランスが崩れて振動が出たことに説明はつくのですが、しかし、こんなものが走行中に外れるか? ...と、こっちのほうが疑問なのです。

RTはカウルをまとっていて、そのへんに駐めてある最中にここにアクセスすることはできないので悪戯なわけはない。だいたい、そうならもっと前から振動が出るはず。

ということは、本当に走行中に外れたとしか思えないけど、一方で負圧がかかるここで、しかも新調してまだまだ弾力があるキャップが外れるなんて、どう考えてもありえないのですよ。

 

しかしこのままでは走れない。

こんなちっこいものをMotorworksに頼むのもバカバカしいので、その場でディーラーに電話。在庫はなかったので取り寄せをお願いしました。

着荷まで最大1週間とのこと。

 

さて、どうしたものか。

来週も通勤で乗りたいし、さりとてこのままじゃあ乗れない。

いろいろ考えたのですが、そうだ、バキュームゲージのホースがめちゃくちゃ長いので、その一部を切って、こんなふうに折ってはめておけば当座の役割を果たせそう。

 

2.5センチほどを切り取りまして...

 

タイラップでぐいっと折り目をつけてニップルにはめてみました。

ええ具合にタイラップがニップルのちょっと段差がついたところに噛んでくれて少々引っ張ったくらいでは抜けないようにできました。

これで余計なエアは吸いますまい。

 

...と、この記事を書きながら、ふと思いついたのですが...

もし走行中にこのニップルキャップが脱落したのだとしたら、もしかして燃焼室からの噴き返しが原因だったりするのかな...? と。

走行中は殆ど感じないのですが、アイドリングのとき、ちょいちょい『ぐぐっ』と回転が落ちることがあります。

エンストには至らないのですが、このときに例えば燃焼室内のカーボンが剥がれてバルブとバルブシートの間に噛むかどうかして密着が悪くなったのだとしたら、圧縮漏れ、もしくは燃焼時の噴き返しがあったときにバタフライで塞がれたところに噴き返しの圧力が入ってきてニップルキャップがすっ飛ぶんじゃないか...

いや、そんなコトになったらバタフライだって無事じゃすまないよなぁ... と思っても見たり...

 

謎はつきませんが、いずれにしても早めにどうにかしないといけなさそうだよな〜と思った次第。

スロットルボディの洗浄も 145,723kmで実施です。

 

 

 

 

 

 

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