Garage Kachi R1150RTいじくり日記と時々ツーリング Season2

BMW R1150RT / Dedacciai Strada Vertigineで写真撮りながら走っています。

R1150RT スロットルボディ、吸気系の清掃

本日もご覧いただき、ありがとうございます。
 
オイルドレン中に行なった2つ目の作業。
スロットルボディのお掃除です。
 
私のRTはどうもスロットルボディ、特にアイドリングスクリューにカーボンが堆積する度合いが高いように思います。
他のRシリーズと比較したことがないので断定的なことは言えませんが、概ね2,000〜3,000kmをサイクルとして(何となくそれくらいって感じ、ちゃんと履歴はとっていません)アイドリングが不安定になります。
アイドリングが不安定になったとき、スロットルボディを開け、アイドリングスクリューを観察してみるとたいてい真っ黒に汚れているのです。
以前はガソリンに洗われてキレイだった、インテーク側から見える吸気バルブステムも、いつ頃からだったか、ひどくカーボンが付着しているのが見えるようになりました。
オイル下がりなのか? と思っていたのですが、スロットルボディ内もオイリーで、こりゃスロットルボディの川上からブローバイガスがキャッチタンクで捉えきれずにまわって来ているのだろうと踏んでオイルミストキャッチタンクを増設したのが昨年の10月頃。
 

 
冬場はこれが絶大な威力を発揮しまして、オイリーだったスロットルボディ、そして排気ポートもにオイルっ気が解消されました。
 
しかし、この夏はあまりバイクに乗っていないとはいえ、通勤で何回も乗っていますし、会社のイベントのためにちょっと長めの距離を走ったりしているので、どうかな〜という心配はしていました。
冬場は増設したオイルミストキャッチタンクはしっかり冷やされてオイルミストと水蒸気の凝結は促進されるけど、夏場は暑いから凝結せずにスロットルボディ、エンジンの方まで回ってきそう...
 
さて、そんな事を考えながらアイドリングスクリューをはずしてみたところ、あ〜、やっぱり汚れていますね。

これ、スクリュー側にこんなに堆積しているということは、これがはまっているスロットルボディ側だって似たようなもの、同じように真っ黒になっているはずで、そりゃエアの流量もおかしくなってアイドリング不調を起こすよな〜、という感じです。

アイドリングスクリューはオレンジの丸の部分、外す前の位置を記録してから抜き、戻すときは同じ位置に戻します(閉め切った状態から何回転戻してどの位置で止めるか)。
また、インジェクタもはずして(赤い丸)スロットルボディをインマニからはずし、アイドリングスクリューがはまっているホール内をクリーナーキャブで洗浄します。
私の場合は、クリーナーキャブを噴きこんだあと、自転車の空気入れに細いノズルを付けて、圧縮空気を送り込んでクリーナーキャブを汚れと一緒に吹き飛ばしています。

 

 
さて、インテークバルブの状態を観てみます。
やっぱり、オイルミストキャッチタンク増設以前よりはマシとはいえ、増設直後の10月に比べるとバルブステムはちょっとオイリーですね。
ステムのオイルはもしかするとオイル下がりかも、という疑いは払拭できませんが。

寒い頃に観察したときは、同じようにカーボンが付着していてももっとカラッとしていたんですよね。
冬場になって、昨年の10月と同じ条件でもこのオイリーさが解消されていなければオイル下がり確定、って感じでしょうか。

右側も同じようにお掃除、観察をします。

右側のアイドリングスクリューは左側に比べてカーボンの堆積が少し軽いです。
今まで観察してきた傾向として、右側より左側のほうがカーボンの堆積が厚いということがわかっています。
左右とも、川上は一つのエアクリーナからの分岐なので、川上からのオイルもしくはカーボンが汚れの原因なら左右で差が出るのはおかしい(エアクリーナからの経路が同じ条件であるという前提)。
ということは、もしかするとスロットルボディの川下、つまりは燃焼室からの吹き返しが原因かもしれない。
つまり、バルブの傘にカーボンが付着して、圧縮〜爆発の行程でバルブが閉まり切っていないのかもしれない。
しかし一方で、爆発しているときはスロットルも開いているわけだから、インジェクタの川上にあるバタフライよりもエアクリーナ寄りのところが黒くなっていないのはちょっと解せない。吹き返しのときはガソリンは噴かれていないはずだから、ガソリンに洗われているわけでもないよね...

右側のバルブステムも左側と同じような状態。

 

 

こちらもアイドリングスクリューの穴を洗浄しておきます。

こちら、増設したオイルミストキャッチタンク。

開けてみると、前回のドレンから400キロ弱の走行でこれくらいキャッチされています。ほとんど夏場の走行なので、その割にはちゃんと機能していると言っていいのかな?

でも、このドレンプラグに成長している、腐海の菌のようなものはナニ?

ペーパーウエスで払ってみると、固形物だ。

なんだかよくわかりませんね。
オイルや燃料に含まれていた不純物、あるいは添加物が凝固、成長したもの?
ちょっとナニ由来かわかりません。

これはストレーナと言っていいのかな、こちらもけっこう汚れている。

こちらもクリーナキャブで掃除しておきました。

清掃のあと同調をチェックしたところ、前回の同調のままでOKでした。
 
吸気系のお掃除もオイル交換と同じ142,946kmでの実施。
次回は144,000kmくらいで、1,000kmごとにやってみることにしようかと思います。

 

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