いつもは年末年始は穏やかなもの。
しかし、この元日には能登半島地震が発生、2日の夕刻には羽田空港で日本航空機と海上保安庁の飛行機の衝突事故があって、穏やかとは言えない年明けになってしまいました。
被災された方の一刻も早い救済と、みなさんが日常を取り戻されることをお祈りいたします。
そんな年末年始のひとコマ。
寒い朝は意外と人も少ない。
この日は特に人がいなかったなぁ。
冬至のころは日の出も07:00前後になり、朝の散歩の最中に山から日が昇ってくるのが見える。
この日は雲がかかっていたけど、その雲の向こうには眩しい太陽が昇っているはず。
朝日を受けた飛行機雲が見える。
長く尾を引く飛行機雲もあれば、こんなふうに短い軌跡しか残さないものもある。
大気の状態、湿度、いろんな条件で変わるんだろうなぁ。
周囲の木の色を見ているとけっこう暖かそうに見えるけど、そこそこ寒い。
特に日が昇る直前がいちばん寒いって言われるよね。
何日もいろんなところを歩いていると、たまにちょっと幻想的な色彩に出逢うこともできるもの。
そういう偶然も、大気の状態、雲の配置、太陽が顔を出すタイミングのいろんな条件が重ならないと見られないもの。
ひとたび日が昇ってしまえばいつもとさして変わらない光の束が地上を覆ってしまうから、日の出前から日の出直後の短い間がとっても貴重な出会いの時間。
日が出たら、クソがつくほど寒い朝でも少しは暖かさを感じられるもの。
ほら、あっちの方なんかあったかそうじゃない?
日の出の頃に西の方に月が見えていたら、まあ殆どの場合は満月だ。
西に月、東に太陽があれば、地上の私たちは月がほぼ正面から太陽の光を浴びている姿が見えるからね。
足元の枯れ葉はまだ凍ったままだけど、ここにも陽の光が降り注げばすぐに溶ける。
ドビュッシーの『月の光』はやっぱり夜の曲で、月の光の瑞々しさがよく出ているけど、夜明けの西の月はこれから見えなくなっちゃうからちょっと儚い感じかな。
こうやって見ると月って近そうに見えるけど、光のスピードで飛んでいっても1.255秒もかかる。
つまり私たちが見ている月は、1.255前の月の姿なんだ。
そんなコトどうでもいいよね😂
まだ1月のはじめ、これからまだまだ寒くなって、2月くらいが寒さのピークかな。
今年もまた大雪がふるんだろうか? と思いながら歩く、冬の朝の散歩道。
■撮影機材
Nikon D750
AF-S NIKKOR 24-120mm F4 G ED
AF NIKKOR 75-300mm F4.5-5.6